『怪しい花婿』
“THE CASE OF THE DUBIOUS BRIDEGROOM”
E・S・ガードナー 著
田中 融二 訳
早川書房
ハヤカワ・ミステリ文庫
ある晩、残った仕事を片付けてウトウトしていたペリイ・メイスンの元に、魅力的な女が忍び寄ってくる。銃を持っていると感じたメイスンだが、女は何かを投げ捨てるしぐさをして銃は持っていなかった。
女は、メイスンの事務所の上にあるガーヴィン鉱物資源調査開発会社の秘書であるという。そして、女に平手打ちを食らい、逃げられてしまう。
翌日、ガーヴィン鉱物資源調査開発会社の社長、ガーヴィンから重婚に関する依頼を受ける。ガーヴィンは、メキシコで妻と離婚を行い、新たな女性と結婚していたが、そのメキシコでの離婚と結婚にどれくらいの効力があるのかという相談であった。新しい女性とすぐに旅行に出てしまうガーヴィンだったが、すぐ後に迫った会社の株主総会を含め、きな臭い空気が広がっていた。
一言感想:法廷でのメイスンはやはりかっこいいのです。
面白さ:☆☆☆☆
ピンチでも慌てず騒がず、冷静沈着なメイスン先生、有能で美人、度胸もある秘書のデラ・ストリート、調べ事ならお手の物な探偵ポール・ドレイクなど魅力的なキャラが活躍するこのシリーズ。メインキャラが輝いているせいか、脇役達がいまいち輝いてません。それを差し引いても、やはり法廷シーンはかっこいいですね。
メイスン先生の時には押して時には引くという戦術に熱くなること請け合いの作品です。
ラスト近辺の急展開に目が離せないのです。
テーマ : 読んだ本。 - ジャンル : 本・雑誌