『アイルランドの薔薇』
石持 浅海 著
光文社
光文社文庫
南アイルランド、スライゴーの宿屋で、武装勢力NCFの副議長が殺された。たまたまその宿に集まっていた人々は居合わせたNCFのメンバーと共に犯人を見つけるまでは宿から出ることを禁止された。
日本人科学者フジは、探偵役として事件の真相に迫ってゆく。
一言感想:アイルランドに興味が出るはず。
面白さ:☆☆☆☆
上で書いたあらすじはかなり端折りすぎですね。ミステリのあらすじを書くのは中々難しいですね。
とてもとても簡単に言えば、アイルランド問題を背景としつつ起こった殺人事件を、日本人探偵が解明してゆく、といった感じです。
『アイルランドの薔薇』って、まずタイトルが素敵ですよね。アイルランドというあまりなじみの無い舞台を選び、その土地の問題を背景におくのは中々難しいことだと思いますが、しっかりと描かれています。と思います。よく知らないので断言は出来ないんですが。
アイルランドに興味がわいて、ちょっと得した気になる一冊です。
謎に関して言えば、キャラの会話の中で次々と仮説をあげ、それを否定してみせるということが行われているので、多くの展開が体験できます。犯人を捜すだけではなく、人々が何を考えているのかなども楽しめます。
個人的には帯にある「3度の衝撃」(うろ覚え)のうち、二つは確かに衝撃。一つは想像通りだったので少し残念ですね。
テーマ : 推理小説・ミステリー - ジャンル : 本・雑誌
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